【ナイロビ共同】ナイジェリア北部ジガワ州で15日から16日にかけての夜間、燃料輸送車が事故を起こして爆発し、ロイター通信などによると、周辺にいた147人が死亡した。燃料価格の高騰にあえぐ住民らが周辺に散乱した燃料を回収しようと集まり、爆発に巻き込まれて被害が拡大したとみられる。
ナイジェリアでは貨物輸送用の鉄道網が整備されておらず、幹線道路で燃料輸送車の事故が多発。9月8日にも西部ナイジャ州で事故に伴う爆発が発生し、少なくとも48人が死亡した。昨年初め以来約3倍になった燃料価格の上昇により、事故現場での燃料回収が常態化しているという。