埼玉新聞

 

毛呂山町長選 井上氏、新人破り3選 4年前の保守分裂選挙を支えた後援会が結束 実績と政策の浸透図る

  • 当選を決め祝福を受ける井上健次氏(右から2人目)=21日午後10時20分ごろ、毛呂山町岩井西の選挙事務所

 統一地方選の後半戦が21日、投開票された。いずれも現新の一騎打ちとなった行田・北本の2市長選と毛呂山町長選。行田市長選は、前市議で新人の石井直彦氏(75)が4選を目指した現職の工藤正司氏(68)を破り初当選した。

 北本市長選も、前市議で新人の三宮幸雄氏(68)が現職の現王園孝昭氏(72)を破り初当選。毛呂山町長選は、現職の井上健次氏(60)が新人の下田俊哉氏(65)を退け3選を決めた。

■井上氏「日本一優しい町に」/毛呂山町長選

 現新の一騎打ちとなった毛呂山町長選は、現職の井上健次氏(60)が元県職員の新人下田俊哉氏(65)を破り、3選を果たした。

 井上氏の当選が決まると、東武越生線東毛呂駅近くの選挙事務所は喜びに沸き、万歳が行われた。3選を決め喜びの表情を浮かべた井上氏は「1回目、2回目と違って厳しい選挙だった。日本一優しい町をつくるために、皆さんの力を貸してください」と3期目への抱負を語った。

 井上氏は2期目の実績と3期目の政策を訴え、町内約40カ所で地区懇談会を精力的にこなした。激戦となった4年前の保守分裂選挙を支えた後援会が、今回も結束して井上氏の実績と3期目の政策の浸透を図る活動を展開した。下田氏は県職員40年の実績を強調したが、及ばなかった。

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