トヨタ自動車は18日、次世代半導体の国産化を目指すラピダスに、追加出資する方針を明らかにした。デンソーも追加出資に応じる見通し。ラピダスは総額1千億円規模の資本増強をトヨタやデンソーを含む既存株主や銀行団に要請していた。トヨタなどは、ラピダスが2027年に目指す量産に必要な資金確保に貢献する。
トヨタはラピダスに関して「次世代半導体の生産基盤を日本に作るという設立趣旨に賛同しているため、追加出資に向けて検討を進める」とコメントした。トヨタを含め各社の具体的な追加出資額は未定で、来年以降に決まるとみられる。
量産には官民合わせて5兆円規模の投資が必要とされる。