<新型コロナ>男女ブレイクスルー…埼玉11人感染、3日ぶり2桁 今も第5派の爪痕、第6波へ体制強化
2021/12/01/00:00
埼玉県などは30日、新たに11人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。感染者数が2桁となったのは27日以来3日ぶり。前週同曜日から5人増加した。感染者の内訳は県発表が9人、越谷市2人で、さいたま市、川口市、川越市はいずれも0人。
これまでに確認された感染者は11万5839人(チャーター便帰国者含む)、死者は1057人(30日午後7時現在)。
30日午後9時現在の重症者は8人、感染者の入院は43人、ホテル療養4人。自宅療養17人。退院・療養終了は11万4709人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは前日午後分を含め10歳未満~50代の男女9人で、うち30~50代の男女4人はワクチン2回接種済みだった。
越谷市によると感染が判明したのは10、30代の女性2人。
■さいたま市、自宅療養者などHP公表数修正
さいたま市は30日、新型コロナウイルスの自宅療養者数と退院・療養終了者数について、市ホームページ(HP)で公表していた件数を修正したと発表した。第5波の感染拡大による事務作業の遅延が要因とし、患者への対応に影響はなかったとしている。
市疾病予防対策課によると、対象期間は8月7日~10月4日。患者数の大幅な増加により、自宅療養解除の確認に時間がかかり、自宅療養者と、連動する退院・療養終了者の件数を誤って公表していた。自宅療養者数のピークは8月26日の4997人が最大とされていたが、修正後は8月21日の3129人だった。第5波による患者数の大幅な増加で、市保健所と県が健康観察を委託した業者の業務の遅れが要因としている。市は第6波に備えて、体制の強化などを検討している。