北朝鮮がロシアの侵攻に「参戦」 1万2000人の派兵決定か
2024/10/18/18:54
【ソウル、キーウ、ワシントン共同】韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は18日、北朝鮮がロシアのウクライナ侵攻を支援するため、特殊部隊員約1500人を8~13日にロシア極東ウラジオストクへ移動させたと発表し「北朝鮮が参戦を始めた」との見解を示した。極東の基地で訓練後、ウクライナの戦地へ行くと分析。近く第2陣が移動するとみられるとしている。聯合ニュースは、約1万2千人の派兵が決定されたと国情院が把握したと報じた。
尹錫悦大統領は18日、安全保障に関する緊急会議を開催。国情院は、北朝鮮兵はロシア海軍の輸送艦で移動し、ロシアの軍服や偽造身分証を提供されたとの分析も示した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、約1万人規模の北朝鮮の兵士らが国内で派遣の準備をしているとの情報があると述べた。
米国防総省のライダー報道官は17日、前線でのロシア軍の死傷者が多数に上っているとして「兵力増強に必死なロシア側の状況を表している」と述べた。