経済同友会の新浪剛史代表幹事は18日の定例記者会見で、最低賃金を時給1500円に引き上げる政府目標に理解を示し、支払えない中小企業は「(市場から)退出すべきで、払えないのは経営者失格だ」と強調した。優秀な経営者の下に人材が集まることで生産性が向上し、賃金も上昇すると説明した。
経営者は時給1500円になることを前提にすべきだとし「最低賃金を大きく上げることが、人を大事にするということだ」と指摘した。中小企業の賃上げを「大企業がちゃんと応援しないといけない」とし、人件費などのコスト上昇分を、大企業への製品納入価格に転嫁できる態勢の強化が急務との考えも示した。