埼玉新聞

 

巨大ヤオコー行列、オープン1時間前から長蛇の列 半額など人気、新産業拠点で 周辺は激戦区…イオン、イトーヨーカドー、マルエツなどライバル20店ひしめく 近隣のヤオコー3店と秘策が

  • 川口SKIPシティの新たな集客拠点に期待されるヤオコー川口SKIPシティ店=18日午前、川口市上青木

    川口SKIPシティの新たな集客拠点に期待されるヤオコー川口SKIPシティ店=18日午前、川口市上青木

  • 店内調理の出来立ての味が楽しめる総菜コーナー

    店内調理の出来立ての味が楽しめる総菜コーナー

  • 半額特売で初日人気を集めた国産黒毛和牛のステーキ用肉

    半額特売で初日人気を集めた国産黒毛和牛のステーキ用肉

  • 川口SKIPシティの新たな集客拠点に期待されるヤオコー川口SKIPシティ店=18日午前、川口市上青木
  • 店内調理の出来立ての味が楽しめる総菜コーナー
  • 半額特売で初日人気を集めた国産黒毛和牛のステーキ用肉

 食品スーパーのヤオコー(川越市)は18日、川口市上青木の新産業拠点「川口SKIPシティ」の未開発エリア内に県内104店舗目となる「ヤオコー川口SKIPシティ店」を開店した。

 半径3キロ圏内にはスーパー激戦区を象徴するかのようにイオン、イトーヨーカドー、マルエツ、ヨークマート、カスミ、サミット、西友などライバル店が20軒以上ひしめく。都市開発が進む同地域では子育て世代や単身者が増え続けている。

 同社では独自の商圏分析に基づき、生鮮や総菜、ベーカリーなど地域の特性に合わせたラインアップで商品数を拡充。近隣の川口朝日店、川口本町店、蕨南町店(蕨市)と連携して地域ナンバーワンの顧客獲得を狙う構えだ。初年度売り上げは22億円を見込んでいる。

 初日は黒毛和牛ステーキやマグロが半額、最近価格が高騰しているトマトやレタスといった野菜も安価で提供するなど開店の1時間前から長蛇の列ができた。

 立地は埼玉高速鉄道鳩ケ谷駅から直線距離で西へ約1・5キロ、JR川口駅から東へ約3キロ。同市の「SKIPシティ利活用基本計画」に基づき、地域住民の暮らしやすさの向上やNHK映像施設などを含む同産業施設の来場者増を促す「にぎわい創出拠点」として期待されている。共有エリアには地域連携事業として災害対策用のかまどベンチや防災トイレも設置する。

 店舗は地上1階建て。敷地面積は1万1105平方メートル、店舗面積は2352平方メートル。駐車場175台、駐輪場163台、バイク10台分を完備する。テナントの100円均一ショップ「ダイソー」や「スギ薬局」が25日、クリーニング店「BIANCA」が11月1日にオープンする。営業時間は午前9時~午後9時45分。
 

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