【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)は21日、企業向け貸出金利の目安となる「ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)」の1年物を0・25%引き下げ、3・10%とした。引き下げは3カ月ぶり。9月27日に実施した短期の政策金利引き下げに連動した。
住宅ローン金利の基準となるLPRの5年物も3カ月ぶりに引き下げ、0・25%低い3・60%とした。
中国経済は減速傾向が続き、2024年7~9月期の前年同期と比べた実質経済成長率は4~6月期より0・1ポイント低い4・6%となった。政府は金融緩和や積極的な財政出動方針を立て続けに発表し、景気を下支えする姿勢を鮮明にしている。