土用の丑の日に食べるのは、ウナギなのか牛なのか―。日本新聞協会は21日、東京都内で第44回新聞広告賞の贈賞式を開き、鹿児島県鹿屋市の「土用の『うしの日』問題」に大賞を贈った。20日の「新聞広告の日」に合わせ開催した。
鹿屋市は、ふるさと納税の返礼品としてウナギの申し込みが多い時期に、もう一つの名産品である和牛もPR。双方の生産者の掛け合いを紙面の表裏で展開し、読者の好奇心をかき立てた。2次元コードで、ウナギと和牛の魅力をさらに発信する動画にも誘導し、反響を呼んだ。
同市の原口学副市長は式典で「豊かな自然を生かした食の街。どちらも推していく」とアピールした。