西日本から東日本で２３日にかけて大気の状態が非常に不安定になるとして、気象庁は２２日、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意を呼びかけた。宮崎県では２２日に線状降水帯が発生、「顕著な大雨に関する気象情報」を出した。１０月に同情報が発表されるのは、２０２１年の運用開始以来初めて。

　気象庁によると、低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み西日本で大気の状態が非常に不安定になった。気象庁は、気象レーダーによる解析で、宮崎県日南市付近で午後４時半までの１時間に約１２０ミリの猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を出した。