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【衆院選 終盤情勢】埼玉1区 自民村井と立民武正が互角

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 埼玉新聞社は24日、衆院選の埼玉県内16小選挙区の終盤情勢を分析した。(敬称略)

埼玉県内各選挙区の候補者はこちら

■埼玉1区の立候補者

 矢野由紀子 60 共 新
 村井英樹  44☆自 前(4)
 武正公一  63☆立 元(6)
 浅野目義英 66☆維 新
 三上恭平  42 み 新

 自民村井と立民武正のデッドヒートが続く。共に支持層固めに注力する。

 村井は前首相の岸田文雄の下で首相補佐官と官房副長官を務めた3年間の経験と実績をアピールし、岩槻の選挙区除外と党の裏金問題の二つの逆風に立ち向かう。公示後、岸田に続き選対委員長の小泉進次郎も選挙区入り。村井は小泉と共に「われわれ世代がより責任ある立場で政治をリードしていく」と訴えた。

 武正は3年間、若者や女性向けイベントを定期開催するなど支持層拡大に努めた。演説では勝利への鍵を握る投票率アップを呼びかけ、無党派層のさらなる取り込みを狙う。22日には代表の野田佳彦が駆け付け、終盤戦へ追い込み態勢。選対幹部は「手応えはある。あと数日でどれだけ票を掘り起しできるか」と語る。

 維新浅野目は第三極の立場で政治改革や消費税減税を主張。共産矢野は自民政治を批判し、「暮らしと政治を変える」と意気込む。みんなでつくる党三上は政治改革や少子化問題などを訴える。

 
※掲載は届け出順。敬称略。年齢は投票日の10月27日時点での満年齢。☆は比例北関東ブロックとの重複立候補を表す。党派の略称は、自由民主党=自、立憲民主党=立、公明党=公、日本共産党=共、日本維新の会=維、国民民主党=国、れいわ新選組=れ、社会民主党=社、参政党=参、みんなでつくる党=み、諸派=諸、無所属=無。前、元、新は前職、元職、新人の略。(数字)は当選回数。(いずれも埼玉新聞調べ) 

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