埼玉新聞

 

【衆院選 終盤情勢】埼玉5区 立民枝野が先行、追う自民牧原

  • 終盤情勢

    終盤情勢

  • 終盤情勢

 埼玉新聞社は24日、衆院選の埼玉県内16小選挙区の終盤情勢を分析した。(敬称略)

埼玉県内各選挙区の候補者はこちら

■埼玉5区の立候補者
 牧原秀樹 53☆自 前(5)
 辻村千尋 56 れ 新
 枝野幸男 60☆立 前(10)
 山本悠子 72 共 新

 幅広い年代層から支持を得た立民元代表枝野が抜け出る。法相の自民牧原は追い上げに懸命。

 これまで全勝の枝野は、全国を駆け回わりつつも地元での滞在時間を増やし、街宣や駅頭で自ら政策を訴える。現政権の経済対策を「時代についていけてない」と批判。教育投資や賃上げ、社会保障の充実で「人間中心の経済への転換」を主張する。抜群の知名度と強固な地盤を武器に、追従を許さない構え。

 牧原は法相就任から間もない選挙。警護のSPに囲まれ、緊張感が漂う中、朝の駅立ち、街宣を続け、企業の朝礼に顔を出す。週末は地域の運動会に参加するなど地元密着を全面アピール。過去5回の当選は全て比例復活とあって、陣営は支持の拡大に必死。「背水の陣で臨む」と引き締める。

 共産山本は裏金と旧統一教会関連の再調査を求め、「史上最短で解散した手のひら返し内閣」と自民を激しく批判。れいわ辻村は駅頭などで消費税廃止と原発の停止を訴え「第3の選択肢を」と呼びかけ、比例票の上積みを狙う。
 
※掲載は届け出順。敬称略。年齢は投票日の10月27日時点での満年齢。☆は比例北関東ブロックとの重複立候補を表す。党派の略称は、自由民主党=自、立憲民主党=立、公明党=公、日本共産党=共、日本維新の会=維、国民民主党=国、れいわ新選組=れ、社会民主党=社、参政党=参、みんなでつくる党=み、諸派=諸、無所属=無。前、元、新は前職、元職、新人の略。(数字)は当選回数。(いずれも埼玉新聞調べ)

ツイート シェア シェア