厚生労働省は25日、2021年3月に大学を卒業して就職した人のうち、3年以内に仕事を辞めた割合は、前年比2・6ポイント増の34・9%だったと発表した。3年連続の上昇で、コロナ禍が収束して転職活動が活発化したとみられる。
産業別の離職率は、宿泊・飲食サービス業が5・2ポイント増の56・6%で最も高かった。生活関連サービス・娯楽業が5・7ポイント増の53・7%、教育・学習支援業が0・6ポイント増の46・6%と続いた。
規模別では従業員千人以上は28・2%だったが、100~499人は35・2%、5人未満は59・1%。
高卒者で3年以内に辞めた人の割合は、38・4%だった。