埼玉新聞

 

【速報】現職法相・牧原氏の7度目の挑戦退ける 立民元代表・枝野氏が盤石の11選 早々と万歳

  • 枝野氏が当選

    早々に当確の報が入り支持者らの万歳を受ける枝野幸男氏(右から2番目)=午後8時10分ごろ、さいたま市大宮区

  • 枝野氏が当選

 立民前職の枝野幸男氏が自民前職の牧原秀樹氏、れいわ新人の辻村千尋氏、共産新人の山本悠子氏を下し、11選を果たした。牧原氏と事実上の一騎打ちは7度目で、今回も競り勝った。現職閣僚の牧原氏は選挙区で敗北した。

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 枝野氏は、国会議員32年間の実績や抜群の知名度で、安定した選挙戦を繰り広げた。ヒューマンエコノミクスを掲げ「人を使い捨てにする社会ではなく、徹底して人を育てる人間中心の経済施策への転換」を主張し、支持を広げた。

 枝野氏の選挙事務所では、午後8時過ぎに当選確実の報が流れると、万歳三唱が起きた。枝野氏は「こんなに盛り上がりを実感したのは初めて。2千万円問題の報道後、自民への逆風が倍増した。野党第一党の安定感が高まったのが浸透してきた。頑張らないといけない」と語った。

 法相で初入閣した牧原氏は、悲願の小選挙区勝利を目指し、丁寧に選挙区を回り地元密着をアピール。保守系支持層の拡大、無党派層の取り込みに力を注いで必死に追い上げたが、選挙区で敗北した。

 山本氏は裏金問題で現政権を批判、辻村氏は消費税廃止を訴えたが及ばなかった。
 
=埼玉新聞WEB版=

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