<新型コロナ>ワクチン未接種、高リスクと評価 第5波で大きな差…入院リスク表、埼玉県が基準見直し
2021/12/21/00:00
県は20日、新型コロナ対策の専門家会議を開き、入院調整用のリスク表について、今後の感染拡大を想定し、ワクチン未接種をさらに高リスクとして評価することなど、基準を見直すことを確認した。大野元裕知事は記者団に「第5波ではワクチン接種したか、していないかが大きな差だった」と述べ、ワクチン未接種者をより入院の必要性が高い患者と判断するとした。
県はこれまで入院調整用に症状や基礎疾患の有無を点数化し、入院調整の判断としてきたが、この点数表の一部見直しについて専門家の判断を求めた。その中で「ワクチン未接種」「1回のみ接種」を1点としていたが、専門家の意見を受け、これを2点、もしくは3点に引き上げ、より入院しやすいよう改める。
「オミクロン株」について、県医師会の金井忠男会長は「感染力が強いことは分かっているが、毒性、病原性についてはまだ分からないことが多い」と述べた。