1月に東北新幹線などが停電で終日運休し、復旧作業中に男性作業員が感電して全身やけどの重傷を負って搬送された事故で、さいたま地検は31日、復旧作業での安全管理を怠ったとして業務上過失傷害容疑で書類送検された現場責任者の50代男性を不起訴処分とした。「捜査を尽くした結果、起訴しないとの判断に至った」としている。
男性は1月23日、さいたま市中央区で停電の原因となった架線などの復旧作業中、感電の恐れがありながら危険性を周知する義務を怠り、50代男性作業員にやけどを負わせた疑いで、県警が7月に書類送検していた。