茨城県は1日、障害者向けグループホーム大手運営会社「恵」(東京)が県内で運営する5施設が、利用者の食材費計約394万円を過大に徴収していたとして、障害者総合支援法に基づく事業所指定の効力を一部停止すると発表した。期間は5日~来年5月4日の6カ月間で、利用者の新規受け入れができなくなる。
県によると、対象は龍ケ崎、古河、筑西、土浦、取手各市にあるグループホームで、現在計35人程度が入所。いずれも2022年の開所当時から過大徴収していたとみられ、県は運営会社の組織的な関与があったとみている。差額は既に利用者らに返還されたという。