大宮署は24日、さいたま市大宮区と北区で手渡し詐欺被害が2件発生したと発表した。

　同署によると、22日午前11時半ごろから数回、さいたま市大宮区の無職女性（86）方に警察官を名乗る男から「通帳からお金が下ろされているかもしれません」などと電話があった。女性は同日午後3時ごろ、自宅の玄関で警察官を名乗る男にキャッシュカード4枚と通帳1通を手渡した。女性の口座から100万円引き出されていた。

　北区の無職女性（85）方には23日、午前11時7分ごろから数回、長男を名乗る男などから「財布を置き忘れた」などと電話があり、女性は同日午後3時35分ごろ、自宅前の路上で長男の上司の息子を名乗る男に現金380万円を手渡した。