埼玉新聞

 

携帯で話す女性「電話代30万円も」…郵便局員の男性、直感で詐欺阻止 埼玉県警が来るまで女性守り続ける

  • 左から斎藤克也署長、初雁幸司さん=24日、小川署

 特殊詐欺を未然に防いだとして、ときがわ町の玉川郵便局(高山正彦局長)の局員初雁幸司さんに感謝状を贈った。

 11月22日正午ごろ、携帯電話で通話しながら同局を訪れた高齢女性が「現金を振り込みたいが、ATM(現金自動受払機)の操作が分からない」と申し立てたため初雁さんが応対。「何のお金ですか」と尋ねると、「携帯電話の未払金が30万円」と話したことから、特殊詐欺を疑い、高山局長を通じて同署にホットライン通報し、同署員が来るまで、女性の応対をした。

 斎藤克也署長から感謝状を受け取った初雁さんは「お客さまの大切な財産が守れて良かった」と話した。

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