埼玉新聞

 

市の魅力PRする冊子の配布開始 埼玉・狭山 広報課の若手職員が編集を担当 市の一大イベントやお出かけスポット紹介 市の移住促進事業の一環として子育て世代をターゲットに

  • 新しい狭山市勢要覧と作成を担当した市職員

    新しい狭山市勢要覧と作成を担当した市職員

  • 新しい狭山市勢要覧と作成を担当した市職員

 埼玉県狭山市は5年ごとに発行する市勢要覧の最新版「LINK SAYAMA―好きがつながるさやま―」の配布を開始した。市広報課の若手職員が構成や編集を担当。市の移住促進事業の一環として、子育て世代をターゲットに市の魅力をPRする。

 要覧では子育てのために市内に移住した家族が狭山市の魅力を語るインタビューを掲載。市の一大イベント入間川七夕まつり、智光山公園などのお出かけスポット、特産品の狭山茶グルメも紹介する。市民の笑顔を中心にした写真を大きく載せ、「つながり」をイメージしたデザインで親しみやすい内容になった。

 広報課の岩瀬真嗣さん(40)は「断トツで若い(チーム)。同じような年代の人に刺さるよう、内容にこだわった」と説明。菅間円香さん(29)は「いろいろな魅力があるので(掲載するものを)選ぶのが大変だった」。谷沢里彩さん(22)は「市外に住んでいるので、行ったことのないイベントなど、狭山のことをもっと知れた」と話した。

 B5判のカラー28ページ。イベントでの配架や不動産事業者の窓口、マンションのモデルルームなどで配布する。作成経費は1万冊442万2千円で、3分の2は県の補助金を充てた。

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