東日本大震災を教訓に制定された「津波防災の日」の5日、巨大地震を想定した避難訓練が各地であった。福井県高浜町では、電車から保育園児ら約50人が高台に避難。南海トラフ巨大地震が懸念される高知県宿毛市では避難経路の確認などを進めた。
高浜町は若狭湾沖でマグニチュード(M)7・2の地震が発生し、1・7メートルの津波が押し寄せると想定。JR小浜線若狭和田駅を出発直後の電車が緊急地震速報を受け緊急停車し、乗客は約200メートル先の津波避難ビル屋上に駆け足で向かった。
宿毛市では自主防災組織が中心となり、最寄りの高台や避難タワーへの移動手順を地区ごとに点検した。