埼玉新聞

 

鴨ネギ鍋に行列50人、埼玉・越谷でグルメイベント 冬空の下、熱々の鍋に舌鼓 家族連れら夢中で頬張る

  • 多くの来場者が訪れた鴨ネギ鍋ブース=25日午後、越谷市増林

 越谷名物「鴨ネギ鍋」など、お薦めグルメを販売するイベントが25日、越谷市立総合体育館前広場で行われた。鴨ネギ鍋ブースには正午の販売前から50人以上が並び、熱々の鍋に舌鼓を打った。

 越谷を本拠地とする男子プロバスケットボールクラブ「越谷アルファーズ」応援企画の一環で、試合日に合わせて実施。ケバブやクレープなどのキッチンカー5台のほか、越谷土産ブースも出店した。

 市内にある宮内庁鴨場の「鴨」と、江戸時代からの市特産「ネギ」にちなんで誕生した鴨ネギ鍋は、しょうゆベース。地元産野菜をふんだんに入れ、カモはスライス肉以外につくねなどを使用。2005年に越谷市商工会青年部(当時)が考案した。

 イベントでは商工会議所メンバーが限定300食(1杯300円)で販売。地元産野菜7~8種類を入れてじっくり煮込み、最後に軟らかいカモ肉を添えて完成。家族連れらは冬空の下、夢中で鍋を頬張っていた。

 近くの直売所で買い物帰りに立ち寄ったという越谷市瓦曽根の宮村ハツエさんは「具だくさんでカモ肉も柔らかく、だしも味わい深い。なかなか自宅では料理できないので、こういう機会に味わえるのはうれしいですね」と、心も温まった様子で話した。

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