埼玉新聞

 

カナダから乾燥大麻を密輸入、容疑の男3人逮捕 密売目的か、アパートの空き部屋に発送/県警

  • 男を乗せた車=24日午前9時、浦和署(画像を一部加工しています)

  • 県警が押収した乾燥大麻(県警提供)

 カナダ国内から乾燥大麻を密輸入したとして、埼玉県警と東京税関などは26日までに、大麻取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、川越市広栄町、無職の男A(23)ら男3人を逮捕し、さいたま地検に送検した。

 ほかに逮捕されたのは、川越市今福、無職の男B(23)と同市吉田、無職の男C(22)=いずれも麻薬特例法違反(所持)容疑などで逮捕。

 逮捕容疑は、今年3月、カナダ国内の郵便局から乾燥大麻約1400グラム(末端価格約700万円相当)の入った郵便物1個を川口市内のアパートの空き部屋に発送、大麻を輸入した疑い。県警は認否を明らかにしていない。

 県警薬物銃器対策課によると、3月6日に東京税関が、埼玉県内を宛先とした郵便物5個の中から計約5キロ(末端価格2500万円相当)の乾燥大麻を発見。県警は同月13日、さいたま市北区の郵便局で乾燥大麻が入った郵便物を受け取ったとして男B、男Cを逮捕。押収した証拠品の捜査などから男Aの関与が浮上したという。

 同課によると、3人は空き部屋に届いた不在連絡票を回収して郵便物を受け取っていた。

 県警は違法薬物の密売目的の輸入とみて捜査し、乾燥大麻が見つかった他の荷物についても3人の関与を調べている。

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