埼玉新聞

 

熊本の強制不妊訴訟、2人和解 死去原告遺族「無念」

  •  和解が成立し、渡辺数美さんの遺影とともに記者会見する原告の弁護士=7日午後、福岡市

     和解が成立し、渡辺数美さんの遺影とともに記者会見する原告の弁護士=7日午後、福岡市

  •  和解が成立し、渡辺数美さんの遺影とともに記者会見する原告の弁護士=7日午後、福岡市

 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、熊本県の2人が国に損害賠償を求めた訴訟は7日、福岡高裁(松田典浩裁判長)で和解が成立した。国がそれぞれ1500万円の慰謝料を支払う。亡くなった原告渡辺数美さんの訴訟を承継した親族は「生きて結果を見ることができていたらと思うと、無念でならない」とコメントを出した。

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