<高校サッカー>埼玉大会・準決勝の見どころ 聖望学園―正智深谷、実力は拮抗 関東県予選ではPK戦にもつれる 10日、4強激突 今季の対戦成績は
2024/11/09/07:03
サッカーの第103回全国高校選手権埼玉大会(埼玉新聞社など後援)は10日、NACK5スタジアム大宮で準決勝2試合を行う。組み合わせは聖望学園―正智深谷(午前11時5分)、浦和学院―西武台(午後1時35分)。17日に埼玉スタジアムで実施される決勝進出を懸けて熱戦が予想される両カードの見どころを探った。
■初の決勝狙う聖望学園、関東県予選制した正智深谷
初の決勝進出を狙う聖望学園と4月の関東高校県予選を制した正智深谷の一戦は好戦が期待される。前回大会では準々決勝で対戦し、聖望学園が2―1で勝利した。今季の対戦成績は正智深谷の2勝1敗。9月の県S1リーグでは正智深谷が5―3で制したが、関東高校県予選の準決勝では1―1からPK戦にもつれるなど実力は拮抗(きっこう)する。
■高さ生かして攻撃/聖望学園
聖望学園は準々決勝で今夏の全国高校総体王者昌平を4―3で破り、勢いに乗る。昌平戦ではCKから2得点と、身長180センチ超のCB菅野、FW太仲らの高さを生かしたセットプレーが攻撃の中心。今大会3得点の右SBペイトンの仕掛けにも期待がかかる。ボランチ小山が中央でボールを収め、推進力を高めたい。
■伝統堅守に攻撃力/正智深谷
正智深谷は伝統の堅守に加えて、3戦12得点の攻撃力も大きな武器。主将のMF大和田が中盤の競り合いでボールを奪い、試合をコントロールする。前線ではMF近藤、赤川らサイド陣がボールを運び、決定力のあるFW中島につなげる。後半から投入されるMF白岩のスピードを生かした縦の突破にも期待したい。