埼玉県などは4日、新型コロナウイルス感染者を新たに38人確認したと発表した。1日当たりの感染者が30人を上回ったのは昨年10月14日の35人以来82日ぶり。県によると、感染者の内訳は、県発表が24人、さいたま市9人、川口市2人、川越市1人、越谷市2人。

　これまでに確認された感染者は11万6173人（チャーター便帰国者含む）、死者は1059人（4日午後7時現在）。

　3日午後9時時点の重症者は1人、感染者の入院は52人、ホテル療養23人、自宅療養24人。退院・療養終了は11万4948人。

　県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、10歳未満～70代の男女21人。会食で感染したとみられるのは20代男性1人。20～70代の男女13人はワクチンを2回接種していた。

　また、県は10歳未満～30代の男女4人が新変異株の「オミクロン株」に感染し、そのうち3人は市中感染だったと発表した。3日に国が公表した感染者の濃厚接触者のうち、県内在住は29人。現在県内では濃厚接触者343人が健康観察を行っている。

　さいたま市によると、新たに感染が判明したのは、10～50代の男女9人。このうち4人は同居家族で、家庭内感染とみられる。40代男性は年末の忘年会で同席者に陽性者がいたという。

　川口市によると、新たに30代女性と40代男性の2人の感染を確認。

　川越市によると、20代男性1人が感染。

　越谷市によると、新たに30代と40代の男性2人の感染が確認された。