埼玉新聞

 

さいたま市、2年ぶりに仕事始めの式 清水市長「新時代へ的確に対応」 コロナ対応の職員への感謝も

  • さいたま市の幹部職員を前に訓示する清水勇人市長(左)=4日午前、さいたま市浦和区のときわ会館

 県内自治体で4日、仕事始めの式などが行われた。新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の市中感染が確認されるなど予断を許さない状況下、首長らは引き続きコロナ対応の強化を職員に訓示。昨年の選挙で新首長が誕生した熊谷市や春日部市などでは、市政の本格始動に向けて改めて決意を語った。

■さいたま市

 さいたま市の仕事始めの式と職員表彰式が浦和区で開かれ、幹部職員ら約100人が出席し、清水勇人市長が年頭の訓示を行った。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止され、2年ぶりの開催。

 清水市長は、コロナに対応している職員への感謝を示した上で、「市民の命と暮らしを守るため、保健医療体制の一層の強化と3回目のワクチン接種を着実に進める」「市の人口は2030年をピークに減少すると予想されている。市が直面する課題は複雑化、多様化しており、新時代を切り開いていくためには、行政の在り方を絶えず見直して、的確に対応することが必要不可欠」などと訓示した。

 職員表彰は14年度から始まり、本年度は31人を表彰した。清水市長が「感謝と敬意を表したい」と一人一人に表彰状を手渡した。入職7年目の市シティセールス推進課主事の中元慎太郎さん(30)は「賞に恥じぬように、一生懸命頑張りたい」と話していた。

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