埼玉新聞

 

まるひろ跡地にコープ 近隣の店舗を移転し拡張オープン 「地域からの期待は大きい」 地上2階建てで生鮮食料品や総菜、日用品など扱い テナントにドラッグストアやファストフード店フィットネスジムなど

  • 丸広百貨店坂戸店跡地にオープンしたコープ坂戸薬師町店=12日午前、坂戸市薬師町

    丸広百貨店坂戸店跡地にオープンしたコープ坂戸薬師町店=12日午前、坂戸市薬師町

  • 丸広百貨店坂戸店跡地にオープンしたコープ坂戸薬師町店=12日午前、坂戸市薬師町

 生活協同組合コープみらい(本部・さいたま市)のスーパー「コープ坂戸薬師町店」が12日、坂戸市薬師町の丸広百貨店坂戸店跡地にオープンした。近隣の小型店舗「ミニコープ」を移転、拡張し新たな店舗とした。周辺住民の買い物の利便性向上をはじめ、丸広閉店後の地域活性化の役割も期待されている。

 コープ坂戸薬師町店は東武東上線北坂戸駅の南東約450メートルに位置し敷地面積4786平方メートル、延べ床面積は6545平方メートル。地上2階建てで生鮮食料品や総菜、日用品などを扱うほか、女子栄養大学の学生が考案した「旨辛チーズのさつまいもと鶏肉タッカルビ弁当」を同店限定で販売する。

 またテナントとして、ドラッグストアやファストフード店、フィットネスジム、歯科クリニックなどが入る。ペットボトルのキャップを樹脂素材の一部にリサイクルしたベビーカート8台も置く。

 12日には石川清市長らが出席してオープニングセレモニーが行われた。店舗では買い物客らが、午前中から長い列をつくった。

 丸広百貨店坂戸店は2022年8月に閉店。建物の解体後、コープ坂戸薬師町店の店舗が建設された。同店のオープンに伴い、ミニコープの薬師町(坂戸市)、千代田(同)、脚折(鶴ケ島市)の3店舗は営業を終了した。

 コープみらい・コープデリ連合会の本間伸裕常務執行役員店舗事業本部長は「丸広の閉店以降、近隣の方々は買い物に苦労されたのではないかと思う。地域からの期待は大きいと考えている」と話している。

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