埼玉新聞

 

チョコ菓子やクラッカーでお菓子の家を 埼玉・久喜で建築学ぶ教室 家族15組が参加、おいしい久喜を作る

  • 15組の親子と運営スタッフが作ったお菓子の久喜市

 久喜市東公民館で、お菓子の家を作りながら建築の仕事を学ぶ「おかしのいえ・まちづくり教室」が行われた。参加した15組の家族は、事前に意図した設計図を基に、クラッカーやチョコ菓子を組み合わせて家を作った。会場の一角に食べておいしい久喜市を作り上げた。

 「おかしのいえ・まちづくり」は今回で三年ぶり二度目の開催となる。埼玉建築士会杉戸支部が協賛しており、家の前後左右を描いた「設計図」を専門家が確認審査・押印し、家が完成した後も、改めて完了検査などを行い、実際に建物を建てる時と同様の手続きを行った。

 審査後の家作りは各組終始和気あいあい。アイシングに挑戦した西村美潤さん(8)は「柵が大変だったけど、お花畑と屋根を頑張った」と満面の笑み。

 兄弟で家作りをした柳内優太君(9)・七海さん(7)も「ゴマで目を付けたカメを入れた池」「倒れないように立てた噴水が好き」と満足気だった。

 個性的な「家々」の建築審査を担当した西田則夫さん(42)は「実務と離れた場で交流できたし、大人には思い付かないお菓子の使い方に驚いた」と満足しきり。埼玉建築士会杉戸支部長の室岩文人さん(63)も「これを機に建築士の仕事を少しでも知ってもらえたらと」と親子の笑顔を見つめていた。

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