埼玉新聞

 

新名物!熊谷で愛されるソウルフード“フライ”さらに改良、カレーチーズなど「これフライなん?そうなん」

  • 新たに開発された16種類のオリジナルニューフライ

  • オリジナルニューフライの試食会の様子=12日午前10時25分ごろ、熊谷市上川上の熊谷スポーツホテルパークウィング

 熊谷市で愛されるご当地グルメ「フライ」の新たな形を生み出そうと、オリジナルニューフライ開発事業「これ、フライなん?そうなん」試食会が12日、同市上川上の熊谷スポーツホテルパークウィングで行われた。オリジナルフライをテーマにレシピを募集し、エントリーした市内の19店舗が2月から各店で販売開始予定。市内を訪れるラグビーファンに味わってもらう新たな名物を目指している。

 フライは小麦粉を水で溶き、鉄板の上で薄く焼きながら、ねぎなどの具を入れて、ソースなどを付けて食べるソウルフード。熊谷は小麦の産地で、古くからおやつや軽食として親しまれてきた。

 同市の印刷出版会社ピーアイピーが市個店連携応援事業にオリジナルニューフライを募集して普及させる企画を提案し、採択された。地粉「さとのそら」を活用し、今までのフライとは異なるオリジナルフライを募集。オリジナルフライをラグビー観戦に来た他地域の人たちに楽しんでもらうことを狙っている。

 試食会に登場した16種類はカレーチーズフライやニラキムチフライ、タコフライなど個性豊か。竹炭を使ったり、手で持つスタイルがあったり、デザートやピザ、パン風のものも。市や市観光協会などの関係者が試食し、新しい味に舌鼓を打った。参加者たちはおいしさや見た目、オリジナル性などを評価した。

 同社の植竹知子社長(64)はラグビーファンがJR熊谷駅と熊谷ラグビー場の往復だけになっている場合も多いとして、「ラグビーを観戦する際はビールとニューフライを持って見るようになり、地域活性化できれば」と話した。

 新しいフライは同社が発行する地域密着生活情報誌「NAOZANE」の2月号で紹介される予定。

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