<新型コロナ>埼玉で886人感染 130日ぶり、800人超え クラスターの老人ホーム、計32人に
埼玉県などは13日、新型コロナウイルス感染者を新たに886人確認したと発表した。9月5日以来130日ぶりに800人を超えた。県によると、感染者の内訳は、県発表が481人、さいたま市221人、川口市91人、川越市21人、越谷市72人。
これまでに確認された感染者は11万9304人(チャーター便帰国者含む)、死者は1059人(13日午後6時現在)。
12日夜時点の重症者は1人、感染者の入院は355人、宿泊療養505人、自宅療養764人。退院・療養終了は11万5050人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児~90代の男女413人。クラスター(感染者集団)関連では、県内企業で新たに20代男性が感染し計16人となった。会食で感染が疑われるのは20~70代男女19人。60代女性1人はワクチン3回接種済みで、10~90代男女280人は2回接種済みだった。県南部地区と北部地区の県立学校2校で児童生徒2人が感染した。
これまでに陽性となった人のうち、ゲノム解析の結果、新たに10~50代男女17人がオミクロン株に感染していると判明した。いずれも海外渡航歴はなく、5人は感染経路不明。県内のオミクロン株の感染者は計70人に上った。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女221人。市は「感染拡大移行期」に入ったとして、14日から保健所の体制を90人から110人に増員する。18日からは「感染拡大期」の186人体制に移行する。クラスターが発生した緑区の有料老人ホームの80~90代の入居者7人と職員3人の感染が新たに判明し、感染者は計32人となった。10人はいずれも陰性だったが、発症して改めて検査で陽性となった。入居者の4人は中等症。
川口市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~90代の男女91人。また、市立保育園の園児1人と民間保育園の保育士1人の感染が分かり、両園は当分の間の臨時休園となった。
川越市によると、感染が判明したのは10~70代の男女21人。
越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女72人。また、市民活動支援課の30代男性職員の感染が判明した。市民に濃厚接触者はいないという。
県警は大宮署に留置されていた30代男性が感染したと発表した。同署の留置人の陽性は通算3人目。