高校入試、最高倍率は市立浦和の2・80倍 埼玉県教育局が調査、公立高校の全日制普通科は1・19倍
2022/01/14/00:00
県教育局は13日、3月に県内中学校(国公私立、特別支援学校中学部)を卒業予定の生徒6万3368人(前年同期比1626人増)を対象とした進路希望調査(2021年12月15日時点)を発表した。志望校が未定の生徒を含む進学希望者数の全体に占める割合は99・2%で、前年同期などと並び過去最高値となった。同局教育政策課は「進学希望者が高く、就職率が低い。また、通信制の人気が高まっているという近年の傾向が続いている」と説明した。
全日制高校希望者は5万7430人(同1115人増)で、全体の90・6%。そのうち県内公立は4万1261人(同853人増)、私立は1万1433人(同152人増)、国立は217人(同54人増)だった。定時制は865人(同18人減)、通信制は2894人(同480人増)、特別支援学校は1186人(同3人増)だった。
県内公立高校全日制希望者のうち普通科は3万2255人(同758人増)、倍率は1・19倍で前年と同じだった。最も倍率が高いのは市立浦和の2・80倍で、川口市立が2・53倍、市立川越が2・50倍と続いた。専門学科の全体の倍率は0・93倍、総合学科は0・92倍だった。
倍率が1を切り、定員割れとなった学科・コースは127(77校)あった。就職のみを希望したのは132人で、全体の0・2%だった。
公立高校入試の出願は郵送受け付けが2月10日、窓口受け付けが同14、15日で、志願先変更期間は同17、18日。学力検査は同24日で、一部の学校で25日に実技検査や面接を実施する。合格発表は3月4日。