埼玉新聞

 

山田うどん、渋沢栄一が好んだ味を再現 「醤油仕立ての鍋焼き煮ぼうとう」 県と連携、観光周遊キャンペーンに合わせ新発売 知事が試食「優しい味がする」 新メニューの価格は

  • 試食する大野知事(右)と山田社長

    試食する大野知事(右)と山田社長=15日午前11時ごろ、県庁

  • 試食する大野知事(右)と山田社長

 山田うどんを運営する山田食品産業(所沢市)は、21日から県と連携して実施する県観光周遊キャンペーンに合わせて、渋沢栄一が好んだ味を再現した「醤油(しょうゆ)仕立ての鍋焼き煮ぼうとう」を新発売する。15日に山田裕朗社長らが県庁を訪問。大野元裕知事が試食し、「具だくさんでぜいたく。優しい味がする」と感想を述べた。

 新メニューの煮ぼうとうは新1万円札発行を記念し、県観光周遊促進企画とのコラボレーションメニューとして考案。しょうゆベースに砂糖を加えた甘めのつゆに、長ネギ、ゴボウ、カボチャなどの豊富な根菜と生麺のほうとうを使用した。価格は980円(税込み)。

 試食した大野知事は「観光客にいかに県内を周遊してもらうかが課題」と述べた上で「渋沢翁について、見る、体験するといった観光PRはできているが、味わうという視点がなかった。ソウルフードである山田うどんの協力はありがたい」と期待を寄せた。

 山田社長は「地域活性化のために一役買いたいと思った。渋沢翁が好んだ煮ぼうとうを皆さんに食べていただきたい」と話した。

 県と山田うどんが連携する「#山田と渋沢×ハッシュタグキャンペーン」は21日から2025年2月19日まで展開する。特設サイトにエントリー後、渋沢栄一ゆかりのスポットや山田うどんで注文したメニューの写真に「#山田と渋沢」とハッシュタグをつけて短文投稿サイト「X」(旧ツイッター)に投稿すると、抽選で35人に商品が当たる。

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