埼玉新聞

 

【感染情報】埼玉が関東で最多、全国2位の感染 マイコプラズマ肺炎 全国が微減の中、拡大収まらず 昨年同期の66倍に増加…1医療機関あたりの患者数

  • マイコプラズマ肺炎流行を示すグラフ。青いバーが本年度の定点報告数。過去5年間の週平均が緑、黄、赤色の線(データのばらつきを考慮し3本)=国立感染研究所の感染症週報 2024年第44週(10月28日〜11月3日)より

    マイコプラズマ肺炎流行を示すグラフ。青いバーが本年度の定点報告数。過去5年間の週平均が緑、黄、赤色の線(データのばらつきを考慮し3本)=国立感染研究所の感染症週報 2024年第44週(10月28日〜11月3日)より

  • マイコプラズマ肺炎流行を示すグラフ。青いバーが本年度の定点報告数。過去5年間の週平均が緑、黄、赤色の線(データのばらつきを考慮し3本)=国立感染研究所の感染症週報 2024年第44週(10月28日〜11月3日)より

 国立感染症研究所が発表した最新の調査結果によると、過去最大の流行となっているマイコプラズマ肺炎の感染が高水準の感染状況を維持。中でも埼玉県は関東で最大、全国でも2位の感染拡大となってることが分かった。

 最新データ(10月28日~11月3日)では、1医療機関あたりの患者数が全国平均2・46人と、過去最多だった前週(10月21日~10月27日)の同2・49人からわずかに減少したものの、以前として過去に例のない高い感染水準が続いている。

 埼玉県は、1医療機関あたりの患者数が5・33人と、前週の4・67人から拡大。全国平均の約2・4倍の感染急増。同様に感染の多い東京都の同4・28人を上回り関東で最多に。全国では、青森県の同5・67に次ぐ、全国2位の感染水準となっている。

 昨年同期の同0・08人と比較すると約66倍の流行。

 マイコプラズマ肺炎は頑固なせきをともなう呼吸器感染症で、小児や若い人に比較的多い。

 症状は、発熱や全身の倦怠感、頭痛、せきなど。せきは熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴。感染した人の多くは気管支炎で済み、軽い症状が続くが、一部の人は肺炎となったり、重症化することもある。

=埼玉新聞WEB版=

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