埼玉新聞

 

大満足!一番人気は底いっぱいにクリーム入る逸品 川口のCREPE& BAR CHUN'S クレープ店営む夫妻、作りたかった川口名物 里帰りした旧国立競技場の聖火台を見て着想

  • クレープ「川口」

    クレープ「川口」(右)、クレープ「埼玉」

  • クレープ「川口」

 石原俊太郎さん(36)、幸さん(35)夫妻が営むクレープ店。ホイップ、カスタード、キャラメルソースのクレープ「川口」(税込み600円)は、カスタードの表面に振った砂糖をバーナーで焦がしたクリームブリュレ。2019年、川口に里帰りした旧国立競技場の聖火台を見て「クレープの形に似ている」と着想を得て生み出された。

 幸さんが「川口名物を作りたかった」と話すクレープは、米粉、きな粉、小麦粉をブレンドした生地に、底いっぱいにまでクリームが入る大満足の逸品。砂糖の甘い香ばしさ、滑らかな食感、歯切れ、口解けが楽しめる、同店の一番人気という。崩れやすいため、袋での持ち帰りはできず、出来たての味を楽しみたい。

 その後、開発されたクレープ「埼玉」(税込み600円)はホイップ、狭山茶あん、イチゴパウダーに、一口サイズの五家宝が包まれた一品。熊谷市出身の俊太郎さんは「実家では地元のお菓子、お土産といえば五家宝でした」と話す。表面には、16の勾玉(まがたま)が円形に配された県章がイチゴパウダーで描かれ、甘さの中にイチゴの爽やかな酸味が調和している。

 幸さんは「川口に遊びに来たよ、との写真を撮り、出来立てを召し上がっていただければ」と呼びかけている。

【メモ】CREPE& BAR CHUN'S(クレープアンドバーチュンズ) 川口市本町3の10の3(電話080・7250・0312)。営業時間は午前11時~午後6時。不定休(SNS、店頭で随時更新)。JR川口駅から徒歩6分、SR川口元郷駅から徒歩9分。

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