埼玉県などは16日、新型コロナウイルス感染者を新たに1399人確認したと発表した。新規感染者が1300人を超えたのは昨年8月29日の1462人以来140日ぶり。県によると、感染者の内訳は、県発表が710人、さいたま市331人、川口市240人、川越市41人、越谷市77人。

　これまでに確認された感染者は12万2831人（チャーター便帰国者含む）、死者は1060人（16日午後7時現在）。

　15日午後9時時点の重症者は1人、感染者の入院は493人、ホテル療養731人、自宅療養2345人。退院・療養終了は11万5379人。

　県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～90代の男女723人。10～80代の男女55人が会食で感染したとみられる。ワクチンを3回接種済みだったのは20～60代の男女6人で、2回接種済みは10～80代男女507人。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女331人。クラスター（感染者集団）が発生した緑区の有料老人ホームで、80～90代の入居者女性4人の感染が新たに判明し、感染者数は計46人となった。市内幼稚園で5人目の陽性が判明し、市外在住の感染者もいることから検査を進める。

　川口市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女240人。20代が最も多く82人。同居家族が既に感染していたのは41人、陽性者と接触は38人だった。

　川越市によると未就学児を含む10歳未満～70代の男女41人の感染を確認した。

　越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満～70代の男女77人。