住友生命保険は2024年の家計に関するアンケートで、月の生活費が23年から平均で8955円増加したとの調査結果を公表した。食費を中心に物価高の影響が続く一方、2万2825円増だった前年調査から上げ幅は縮小した。
調査は8~9月、インターネットで全国の20~60代の会社員男女5千人を対象に実施。物価上昇の影響が「ある」または「少しある」との回答は計78・9%だった。
このうち費目別を複数回答で聞くと、食費が増えたり節約したりした人が88・0%に上った。次いで電気代の70・8%だった。
政府が物価高対策で実施した定額減税は「実感がない・影響がない」が33・6%だった。