埼玉新聞

 

横になれる高速バスに安全指針 国交省、座席の転落防止など

  •  「高知駅前観光」が試作中の、横になれる座席のイメージ(同社提供)

     「高知駅前観光」が試作中の、横になれる座席のイメージ(同社提供)

  •  「高知駅前観光」が試作中の、横になれる座席のイメージ(同社提供)

 国土交通省は19日、背もたれなどを倒して横になれる「フルフラット座席」を備えた高速バスの安全性に関するガイドラインを公表した。座席の前後と側面に転落防止プレートを設置することなどを求める。夜間に快適な移動が可能になるとして海外で導入事例があるが、安全性の評価方法は確立されていなかったという。国内では高知県のバス会社が導入を検討している。

 国交省によると、定員11人以上の高速バスが対象。座席は前向きとし、横になった際の頭と足の側、両側面に衝撃吸収材を取り付けるほか、緊急時の脱出経路の確保や表示を求めている。

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