埼玉新聞

 

暴力団員の会社員を逮捕、新型コロナ関連の詐欺未遂容疑 山口組傘下に所属「自分は暴力団員ではない」

  • 熊谷署=熊谷市石原

 熊谷署は19日、詐欺未遂の容疑で、住所不詳、指定暴力団山口組傘下組織組員の会社員(52)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年10月13日、暴力団員であることを隠して新型コロナウイルス関連の貸付金65万円を申し込み、だまし取ろうとした疑い。

 同署によると、組員は県社会福祉協議会の生活福祉資金貸付制度のうち、新型コロナの影響による生活困窮世帯への緊急小口資金特例貸付などの貸付金を申し込んだ。協議会が県警に照会し、暴力団員であることが発覚した。「申請はしたが、自分は暴力団員ではない」と容疑を否認しているという。

ツイート シェア シェア