<新型コロナ>新クラスター発生2件…埼玉2452人感染、職場も広がる 小学校クラスターの拡大続く
埼玉県などは20日、新型コロナウイルス感染者を新たに2452人確認したと発表した。2日連続で2千人を超え、過去最多を更新した。死者は確認されなかった。県によると、感染者の内訳は、県発表が1368人、さいたま市549人、川口市309人、川越市81人、越谷市145人。
これまでに確認された感染者は13万309人(チャーター便帰国者含む)、死者は1060人(20日午後7時現在)。
19日午後9時時点の重症者は5人、感染者の入院は576人、ホテル療養872人、自宅療養5960人。退院・療養終了は11万6651人。
県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児~90代の男女1583人。県内製造工場で20~30代の女性従業員14人が感染。県内児童福祉施設では職員の20~60代男女6人が感染し、別の児童福祉施設では未就学児の利用者男女4人と50代女性職員1人が感染した。会食では10~60代男女23人が感染したとみられる。ワクチンを3回接種していたのは10~70代の男女7人、2回接種していたのは10~90代の男女963人。
県教育局によると、県立学校13校で児童生徒32人が感染し、学年閉鎖を4件、学級閉鎖を10件実施する。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女549人。初めて500人を超え、3日連続で過去最多を更新した。同市岩槻区の介護老人保健施設で、60~80代の入所者男女9人と職員3人の計12人の感染が判明し、市保健所はクラスター(感染者集団)と認定した。
川口市によると、10歳未満の未就学児~80代の男女309人の感染を確認。過去最多を更新した。50代の男性市議の感染も判明。民間の児童福祉施設で9人の感染が分かりクラスターと認定された。小学校1校で同じクラスの2児童の陽性が判明し、5日間の学級閉鎖を決めた。
川越市によると、未就学児を含む10歳未満~90代の男女81人の感染を確認。17日にクラスターが発生した市立小学校では、さらに児童5人の陽性が判明し、感染者は計21人となった。
越谷市によると、新たに感染が判明したのは、10歳未満~90代の男女145人だった。