埼玉新聞

 

ギャンブル場で知り合った犯人2人、アパートで同居し、側溝のふたを盗んで生活 張り込む警官が捕まえた

  • 押収されたグレーチング(県警提供)

 グレーチングと呼ばれる道路の側溝のふたを盗んだとして、県警捜査3課、深谷署は20日までに窃盗の疑いで、いずれも深谷市岡の無職の男(31)と無職の男(66)を逮捕、さいたま地検熊谷支部に送検した。

 逮捕、送検容疑は共謀の上、18日午後7時40分ごろ、熊谷市永井太田地内の路上に設置されていたグレーチング2枚(時価合計3万円相当)を窃取した疑い。2人は容疑を認め、「生活費やギャンブル費欲しさに盗みを繰り返した」と供述しているという。

 同課によると、昨年10月ごろから県北部でグレーチングが盗まれる被害が頻発。今年1月18日に熊谷市内で張り込んでいた捜査員が窃盗容疑で31歳男を逮捕、現場から車で逃走した66歳男を同19日に逮捕した。盗んだグレーチングは業者に売り現金に換えていた。2人はギャンブル場で知り合い、アパートで同居していたという。

 県北部では今年に入ってから合計230枚(時価合計約180万円相当)が盗まれる被害が確認されていて、県警が余罪などを調べている。

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