大野元裕知事と清水勇人さいたま市長は21日、まん延防止等重点措置適用が同日から県内などに適用されたことを受け、同市浦和区のJR浦和駅前で感染拡大防止対策徹底を呼び掛けた。

　大野知事は「オミクロン株により急増する新規感染者を前に、いま一度、皆さんのお力をお借りしたい」と述べ、不要不急の県境をまたぐ移動を控えることや、感染に不安を感じる人は検査を受けることなど、感染拡大防止への協力を求めた。

　清水市長は「過去最大級の感染者が日々発生し、さいたま市では3回目のワクチン接種体制を整備している。感染を抑えるため、早めに積極的に接種を」と呼び掛けた。

　呼び掛けに先立って大野知事は同区内で「ワクチン・検査パッケージ」制度の適用を受けるイタリアンレストラン「アズーリ　カーサ」を視察。来店者の感染防止策や接種証明・陰性証明の確認方法、店員が来店者を迎え入れる手順などについて店側の説明を受け、取り組みを確認した。