埼玉新聞

 

【マイコプラズマ肺炎】埼玉が全国1位の感染 東京や京都を上回る 1医療機関あたりの患者数

  • 都道府県ごとの1医療機関あたりの患者数(11月4日~10日、国立感染症研究所調査から)

    都道府県ごとの1医療機関あたりのマイコプラズマ患者数(11月4日~10日、国立感染症研究所調査から)

  • 都道府県ごとの1医療機関あたりの患者数(11月4日~10日、国立感染症研究所調査から)

 国立感染症研究所が11月19日に発表した調査結果によると、マイコプラズマ肺炎の流行が続き、埼玉県が全国最多の感染水準となってることが分かった。

 最新データ(11月4日~10日)では、1医療機関あたりの患者数が全国平均2・43人と前週の同2・46人からわずかに減少したが、同時期として過去最多、昨年同時期の0・07人の約35倍と依然として流行が収まっていない。

 埼玉県は、1医療機関あたりの患者数が4・42人と全国1位の感染水準。前週の5・33人からはやや低下したものの、京都府の4・29人とともに、この2府県だけが同4人を超えている。関東では東京都が同3・96人で埼玉に次ぐ。

 マイコプラズマ肺炎は頑固なせきをともなう呼吸器感染症で、小児や若い人に比較的多い。症状は、発熱や全身の倦怠感、頭痛、せきなど。せきは熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴。感染した人の多くは気管支炎で済み、軽い症状が続くが、一部の人は肺炎となったり、重症化することもある。

=埼玉新聞WEB版=

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