埼玉新聞

 

「おいしくなーれ」おまじないかけ、みそ作り体験 埼玉・小鹿野の保育園で実施 1年後には給食のみそ汁に

  • 丁寧に大豆をつぶす園児=18日午後3時半ごろ、小鹿野町小鹿野の小鹿野ひまわり保育園

 小鹿野町の小鹿野ひまわり保育園(桐谷直子園長、園児数47人)の年中9人が18日、みそ作りを体験した。豆の香りが広がる室内で、「おいしくなーれ」とおまじないをかけながら、丁寧に大豆をつぶした。

 同園では毎年1月に、年中の園児が2日間かけて、みそ作りを実施。1日目は5キロの豆を手洗いし、たるの中で水と一緒に一晩寝かせた。2日目の18日は、ゆでた豆に、こうじや塩を混ぜ合わせ、手作業でつぶしていく。園児たちは1時間近くまぜた後、丸めて「みそ玉」を作り、空気を抜くため、たるの中に投げ入れた。

 今回仕込んだみそは、1年後、給食のみそ汁などに使われる。体験した村野成ちゃん(5)は「楽しかった」と笑顔。黒沢雄晴くん(5)は「来年の給食が楽しみ」と話していた。

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