埼玉新聞

 

ボリューム満点、特選ヒレカツ弁当に笑顔 コロナで影響受ける学生を支援 獨協大、100食を無料配布

  • 弁当を受け取る学生=20日午後、獨協大学

 新型コロナウイルスの感染拡大で経済的に影響を受ける学生を支援しようと、獨協大学(草加市学園町)は20日、弁当100食を無料配布した。

 大学の学生食堂を運営する企業の協力で行われ、昨年末に続き2度目。事前登録をした学生100人に特選ヒレカツ弁当(税込み900円)が支給された。

 前回が大好評だったこともあり、この日も配布開始と同時に多くの学生が訪れ、ボリューム満点の弁当を笑顔で持ち帰っていた。

 外国語学部2年の阿部珠己さん(20)と伊藤美貴さん(20)はコロナのあおりを受け、アルバイトのシフト回数が減少。学生生活にも影響が出ているという。弁当を手にした阿部さんは「思ったより量も多く、夕ご飯でいただきます」と笑顔。伊藤さんは「自炊生活なので大変助かる」と話していた。

 同大は学生食堂で提供する米の8割が地元の草加、越谷産を使用するなど、地産地消の取り組みも行っている。

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