埼玉新聞

 

<新型コロナ>保育施設、学童保育の利用者に登園・登室自粛を要請 さいたま市が発表 市内の全909施設

  • さいたま市役所=さいたま市浦和区常盤

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて、さいたま市は26日、市内全ての保育施設や放課後児童クラブ(学童保育)計909施設を対象に、27日からの登園・登室自粛を利用者に要請すると発表した。期間はまん延防止等重点措置の2月13日までで、感染状況によっては延長を検討する。保育料などは登園・登室日数に応じて減額する。

 市保育課などによると、園児らの感染や濃厚接触者となった影響を受けて、25日現在、公立保育所など保育施設455施設のうち93施設が休園、125施設に登園自粛を要請している。認可外保育施設は164施設のうち9施設が休園、6施設に登園自粛を要請。学童保育は290施設のうち21施設が休室している。

 感染拡大防止のほかに、子どもを預けている保育士が出勤できないケースもあることから、施設運営体制を確保するため、登園自粛を要請した。市内全体への要請は、緊急事態宣言が出ていた2020年4~5月以来となる。

 市は「家庭保育が可能な場合は登園、登室を控えていただくよう協力をお願いしたい。勤務などの都合によっては預かるので、利用者の登園・登室を妨げるものではない」としている。

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