埼玉県などは27日、新型コロナウイルス感染者を新たに3869人確認したと発表した。4日連続で3千人を超えた。県によると、感染者の内訳は、県発表が2206人、さいたま市789人、川口市472人、川越市143人、越谷市259人。

　これまでに確認された感染者は15万2026人（チャーター便帰国者含む）、死者は1064人（27日午後7時現在）。

　26日午後9時時点の重症者は14人、感染者の入院は927人、ホテル療養855人、自宅療養1万4228人。退院・療養終了は12万6735人。

　県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～90代の男女2272人。クラスター（感染者集団）関連では、既に複数の感染者が出ている小中高校3校、児童施設3施設と、県内企業、大学、国立機関、医療機関、製造工場各1施設で感染者が確認された。また、新たに児童施設で20代女性職員1人、未就学児男女5人が感染した。会食では10～30代男女3人が感染したとみられる。ワクチンを3回接種していたのは10～70代の男女22人、2回接種していたのは10～90代の男女1059人だった。

　県教育局によると、県立学校17校で教職員4人、児童生徒41人が感染し、学年閉鎖を5件、学級閉鎖を21件実施した。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女789人。このうち中等症が5人。市は西区の介護老人保健施設で新たにクラスターが発生したと発表。同施設では、職員5人、入所者15人の計20人の感染が判明した。また、クラスターが発生している岩槻区の介護老人保健施設では、新たに入所者1人の感染が判明し、計38人となった。市議会局によると、男性市議1人の感染が判明し、同市議会の感染者は3人目となった。

　川口市によると、未就学児～100歳代の男女472人が感染。26日発表分の感染者3人の発生が取り下げられた。同市末広3丁目の特別養護老人ホーム第2春香苑（社会福祉法人末広介）で23人（うち職員7、入所者16）が感染しクラスターと認定された。

　川越市によると、未就学児を含む10歳未満～90代の男女143人の感染を確認。26日の142人よりも1人増え、2日連続で過去最多を更新した。

　越谷市によると、新たに感染が判明したのは、10歳未満～90代以上の男女259人。市内短期入所生活介護事業所で、クラスターが発生し、70代以上の入所者7人と職員2人計9人の陽性が分かった。