埼玉新聞

 

レバノン停戦「合意目前」 米仏大統領、近く発表か

  •  25日、レバノンの首都ベイルート郊外で、イスラエル軍の攻撃で破壊された建物(AP=共同)

     25日、レバノンの首都ベイルート郊外で、イスラエル軍の攻撃で破壊された建物(AP=共同)

  •  カービー米大統領補佐官=ワシントン(ロイター=共同)

     カービー米大統領補佐官=ワシントン(ロイター=共同)

  •  25日、レバノンの首都ベイルート郊外で、イスラエル軍の攻撃で破壊された建物(AP=共同)
  •  カービー米大統領補佐官=ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン、エルサレム共同】カービー米大統領補佐官は25日の記者会見で、イスラエルとレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの停戦交渉が前向きに進んでおり「合意は目前だ」と述べた。ロイター通信は25日、レバノン高官の話として、バイデン米大統領とフランスのマクロン大統領が36時間以内に停戦を発表する見通しだと報じた。

 イスラエル首相府によると、ネタニヤフ首相は26日午後に治安閣議を開催。この閣議で停戦案を承認する可能性がある。ヒズボラは公式に停戦案を受け入れたかどうかを明言していない。

 ヒズボラは、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍と戦うイスラム組織ハマスと共闘し、昨年10月からイスラエル軍と交戦している。長期化する交戦の収束につながるかが焦点だ。双方は25日も攻撃を続けた。

 カービー氏は会見で「停戦の実現は最優先事項だ」と強調。ただ交渉は終わっていないとし、停戦の具体的な条件や内容には触れなかった。米国務省のミラー報道官も記者会見で「隔たりはかなり埋まってきているが、課題はまだ残っている」と指摘した。

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