食中毒…客31人が下痢、弁当を食べて 腹痛も訴えた男女、便からウエルシュ菌を検出 調理配達した飲食店、営業停止に 5グループ105人が弁当を食べていた
2024/11/26/09:51
埼玉県は25日、所沢市の飲食店「ダイニングやまと」で18日に同施設で調理提供された弁当を食べた31人が下痢や腹痛を訴え、うち8人の便からウエルシュ菌が検出されたと発表した。患者は全員、快方に向かっている。狭山保健所は食品衛生法に基づいて、営業者のメディカル・ケア・リンク(岡部憲明代表取締役)に同店での25~27日の営業停止を命じた。
県食品安全課によると、食べたのは5グループ105人で、患者は30~80代の男女31人。同店の営業者から20日、「18日に調理配達した弁当を食べた複数の高齢者施設などの入居者や利用者計13人が下痢、腹痛などの症状を呈している」と通報があった。調査の結果、患者の共通食が同店で調理提供された弁当だったことなどから、同店を食中毒の原因施設と断定した。