意識不明…流血の男性、重傷で全治3カ月 早朝の路上、ごみ収集車にはねられる 歩行者が通報、救護せず去った運転手を逮捕 防カメで特定「私そこを通ったが、当事者ではないかと」
2024/11/26/12:43
さいたま市中央区の県道で10月、同市中央区の男性会社員(46)がはねられて重傷を負ったひき逃げ事件で、浦和西署は25日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、同市北区宮原町3丁目、会社員の男(56)を逮捕した。
逮捕容疑は10月6日午前5時半ごろ、同市中央区下落合6丁目の県道でごみ収集車を運転し、路上にいた男性と衝突して、脚を骨折させるなど3カ月のけがを負わせ、そのまま逃走した疑い。
同署によると、男はごみ収集の仕事中だった。「その日その場所をそのくらいの時間に通ったことは間違いないが、私が当事者ではないと思う」と供述しているという。付近の防犯カメラの捜査などから特定した。
■歩行者が110番「血を流した人が」(以下、初報記事)
10月6日午前5時半ごろ、さいたま市中央区下落合6丁目の県道で、30~50代くらいの男性が血を流して倒れているのを歩行者が見つけ、「血を流した人が倒れている」と110番した。男性は意識不明の重体で、病院に搬送された。浦和西署は男性の身元確認を進めるとともに、現場の状況などから、ひき逃げ事件とみて捜査している。
同署によると、現場は県道と国道17号の交差点付近。いずれかの方向から進行してきた車が、路上の男性と衝突したとみられる。